どう育ってほしいと思いますか?

子どもは自ら育つ力を持つひと

本来持つ「自分を育てる力」で、無限の可能性を形にできる大人に成長します。

先日、保護者の方からこんなお話を聞かせていただきました。

「中学生になった長男が、バスに乗っていた時に、目の不自由な方が乗ってきました。整理券も手探りです。そんな時、長男が自然にすっと席を立って、手を添えて整理券の発券機を教え、空いている席にその方を連れて行って座らせました。そんなことは、教えたことも教わった場面もなかったので、幼稚園の体験(小さい友達のお手伝いをすること)があったからでしょうね。」 

そのように、自然に心ある行動がとれる人に育ってほしいと願っています。

思いやり・優しさのある子どもに

モンテッソーリの「おしごと」には、必ず「片付け」があります。

次に使う人が気持ちよくおしごとができるようにという想いがあります。また、縦割り保育の中で小さいときにお兄さんお姉さんにお世話をしてもらい、優しさに触れます。そして自分が、お世話をするようになってくると、自然と自分がどうすべきか考えられるようになります。

自立心・自律心のある子どもに

子どもは「自己教育力」を持っています。自分でできるようになりたいと思う気持ちを十分に満たせる環境を提供する事で、自分でできる事が増えたり(自立)、選択の自由が保障された環境を提供する事で、自分で自分の行動を組み立てる・律する(自律)ようになります。これは、幼児期だけでなく、公教育を受けるようになっても続きます。

責任感がある子どもに

人の役に立つ事が子どもは大好きです。楽しみながら、自分の役割を果たしていくことで責任感が生まれます。普段の生活の中にもモンテッソーリ教育法の考え方は行き届いています。その中に、お当番活動があります。昼食準備、お祈りetc・・・

 

自分で考えられる子どもに

できる限り同じ流れ(基本)を大切にし繰り返すことで、子ども達が先の見通しを持ち、自信を持って過ごす事ができます。

モンテッソーリ教育では、日常生活を大切にします。その繰り返しによって、自分たちでこんな時はどうしたらよいのかと、自分で考えを組み立てていく(発展)ことができるようになります。(モンテッソーリ教育のおしごとも同じなのです。)

礼儀正しい子どもに

礼儀正しい人の特徴には、言葉遣いが丁寧、返事ができる、挨拶ができる、細かい所作が綺麗、ありがとうの心を持っていると言われます。子どもはスポンジが水を吸うように良いことも悪いことも判断なく吸収します。だからこそ、大人の見本が大切になります。保育の中で、保育者が自分と他者にとって良い振る舞いや言葉を大切に接しているので、自然とそのような子どもへと成長します。

小学生のための土曜学校

幼稚園を卒園したら、子ども達は別々の小学校に行きます。 幼稚園からのお友だちが沢山いる子もいれば、ひとりの子もいます。 そんな子どもたちが小学校へ行っても、懐かしい友だちや先生と 遊べます。 土曜学校では、幼稚園生の頃か […]